◇◇カイウラニ王女◇◇
                      - Princess Kaiulani -

美しさと美貌を兼ね備えた悲劇の王女と呼ばれる、プリンセス・カイウラニ。
「カイウラニ」はハワイ語で「天国の子」を意味するそう。
彼女の名前はホテルにも使われ、また銅像も建っています。

幼い頃は美しい庭園と、大好きな孔雀に囲まれた暮らしで、幸せな子供時代を送ったようです。
しかし楽しい時間もつかの間、12歳で母が他界、わずか13歳で渡英しました。
イギリスでは語学や音楽、文学などを学び、ヨーロッパ社交界の教養も身につけます。
彼女はイギリスやフランスで社交界の華になっていたそうです。

政変が続くハワイの事情から、帰国は延び続けていましたが、 ついに1897年、王女が英国より戻ったときにはハワイ王朝はなくなり、共和国となっていました。
そしてその2年後、王朝を復活させることができないまま23歳の若さで病を患い、この世を去ります…。

「悲劇の王女」と呼ばれているカイウラニ王女。
ワイキキのクヒオ通りには、彼女の銅像が建っています。
孔雀を連れた王女は、何故か悲しみを帯びた様子にも見えます。