◇◇ ハワイの州旗 ◇◇
                        - Ka Hae Hawaii -

ハワイ州の旗は、アメリカ合衆国ハワイ州の州旗で、歴史的にはハワイ王国の国旗として1845年に制定されました。現在のアメリカ合衆国の50州の州旗のうち、唯一ユニオン・フラッグ(イギリスの国旗)が含まれた旗になります。
州旗は、ハワイ語で「カ・ハエ・ハワイイ(Ka Hae Hawaii)」と呼ばれています。

カメハメハ1世の友人であったジョージ・バンクーバー船長は、このハワイの島々はイギリスによって守られるべきであると感じ、カメハメハ1世の同意のもと、1794年に王家にイギリスの国旗を掲げました。
ハワイの島々に立ち寄る外国船は、当時絶大なパワーを誇っていたイギリスの旗を見ると立ち去るようになり、確かに島やハワイの王族を守る働きを示したのでした。
こうして、ハワイ王国は1797年から1843年まではイギリスの保護領になりました。1843年7月31日にハワイ王国の独立が認められ、1845年5月20日にカメハメハ三世によりハワイの旗が公式に揚げられました。

ハワイの州旗が現在のデザインになったのは1816年です。
愛国心の強いイギリス人、ジョージ・ベックリーが、新しいハワイの旗をデザインし、彼の砦に掲げました。左上にはイギリス国旗のデザインが受け継がれ、後の部分には、ハワイの8つの島にちなんで白、赤、青の3色で8つのストライプを描きました。 縦横比は1:2と定められていますが、実際には2:3や3:5のものも使用されています。